もともと地理が好きだったのに高校では一度も地理を選択できず、中学で地理を勉強したきりでした。都市や経済に興味があって地理学科に入りましたが、講義や実習を履修しているうちに自然地理学に興味が移ってきました。
自然地理学分野のフィールドワークでは、熊谷市のヒートアイランド現象を明らかにするため、温湿度計、風向風速計を使って気象観測を行い、アメダスのデータを解析しました。また、秩父市にある大規模な地すべり地にあるレクリエーション施設では、渓流や湧水の水質・流量を計測したり、山崩れの状況をじっくりと観察しました。現地での写真撮影の方法をはじめ、様々な観測機材の使い方を習得できてとても楽しかったです。立正大学の地理学科には最新の調査器材やGISがそろっているので、今後の授業も楽しみにしています。
卒業論文では、山地の侵食と地下水の関係や、山崩れのメカニズムについて調べようと思っています。
将来は大学院に進学するか、測量の資格を取って地図測量会社に就職したいと考えています。測量数学ではたまに難しい計算も出てきますが、数学が好きなので特に苦労はしていません。また、測量学実習で測量機材を実際に取扱うことも面白いです。