今月の地理写真

春節の横浜中華街

春節の横浜中華街

 横浜中華街では, 1年を通してさまざまなイベントが開催される。なかでも春節(旧正月)は,年間を通してもっとも盛大に催される。獅子舞,龍舞などの祝舞遊行(祝賀パレード)が中華街を練り歩く。打ち鳴らされる太鼓や爆竹の音と煙は,中華街ならではのムードを高める。

 今年(2022年)の春節は2月1日である。ところが,新型コロナウイルスの大流行により,横浜中華街では,昨年に続き,今年も祝舞遊行は中止され,春節行事は大幅に縮小されて行われることになった。

 昨年の春節は2月12日であったが,ここに掲載した写真は昨年2月の春節行事期間中に撮影したものである。

 横浜中華街のメインストリート,中華街大通りは,黄金の龍のランタンなどの華やかなイルミネーションで飾られた(壁紙の写真)。横浜中華街の山下町公園(通称「小公園))では,2021年から「ランタンオブジェ パビリオン」という新しい催しが始められた。「西遊記」のストーリーに合わせた大小,様々なランタンは,絶好の撮影スポットとなった(写真1)。

 横浜中華街で人通りが多いのは,中華街大通りと関帝廟通りである。しかし,横浜中華街には,たくさんの幅の狭い通り(細街路)がある。細街路にも多くの中国料理店が建ち並んでおり,中華街ならではの景観が見られる(写真2は市場通り)。

 横浜中華街がどのようにして形成されたのか,今までどのように変容してきたのかなどの最小限の基礎知識があると,中華街の街歩きはさらに楽しくなってくるはずである。まずは,以下のサイトを見てください。

「じんぶん堂」 2022年1月26日 書評 野嶋剛氏

横浜中華街への「知的空腹」を満たす 山下清海著『横浜中華街』

https://book.asahi.com/jinbun/article/14527198

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写真1

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写真2

(2021/02 山下撮影)

撮影場所

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