今月の地理写真
「ステレオ・フォトグラメトリー」という言葉を知っていますか?同じ物体を少しズレた位置から撮影した2枚の写真を右目と左目でそれぞれ見ると、人間の目は立体物と認識するため、写っているものが立体的に見えてきます。
地理学ではこの原理を利用して、航空機から撮影した写真から地形図を作成したり、地形を判読したりします。近年ではドローンの利用も盛んです。もし飛行機で窓側の席に座った時には、スマートフォンで5秒おきくらいに窓の外の写真を撮ってみましょう。並べてぼんやり眺めると、地形が浮き出て見えますよ!
( 永井撮影)