今月の地理写真
マニラ首都圏のマニラ湾沿いを南北に走るロハス大通りに位置するリサール公園(別称ルネタ公園)は、当時の宗主国スペインにより造成された。スペインからの独立のために立ち上がりホセ・リサール(Jose Rizal)が1896年にこの地で処刑され、1901年には新たに宗主国となった米国の決議により、この公園にその銅像が建てられた。
リサール公園内には日本庭園や中国の庭園があり、スペインの植民地統治の中枢である城壁都市イントラムロスが隣接する。この写真を撮影した約1か月後に安倍内閣総理大臣がフィリピンを訪れることになっており、そのため公園内ではフィリピンと日本の国旗がはためいている。
(2014/10 貝沼撮影)