今月の地理写真
写真は、群馬県沼田市、片品川の河岸からドローンを上空に飛ばし、北方向に撮影した沼田の河岸段丘の様子である。向かって右方向(片品川左岸側)の最上段は赤城山麓の火山性扇状地の崖線であり、そこから片品川の河岸に向かって二段の段丘面が認められる。また、左方向(片品川右岸側)の上段には沼田市街地が形成されている。
沼田の河岸段丘は、国内有数の規模として知られており、市などは『日本一の河岸段丘」としてまちおこしなどにも活用している。
近年、ドローンは性能が向上し、かつ安価になり一般にも手に入りやすいものになっている。もちろんドローンを使った空撮の前提には、それなりの訓練に加えて飛ばす際の安全面での遵守(改正航空法の理解)などが求められるが、それさえできてしまえば、写真のような大パノラマを気軽に撮影することができる。
(2017/10/18 横山撮影)