今月の地理写真
アメリカ合衆国ワシントン州レーニア山国立公園のパラダイスにある「Henry M. Jackson Visitor Center」からレーニア山を撮影した。レーニア山はカスケード山脈の中で最も標高が高く、それは4,392mで富士山よりも高い。
日本からワシントン州に移り住んだ日系人は、このレーニア山を「タコマ富士」と呼んだ。この辺りではマツタケを採ることができ、日系人の楽しみの1つとなっている。
ビジターセンターにはトレッキングや登山を楽しむ人々が押し寄せていた。この写真からも、さまざまな人種の観光客が集まっている様子を伺える。
写真のレーニア山がやや霞んでいるように見えるのは、ワシントン州で同州史上最大規模の山火事が発生していたからである。
(2015/8 松尾撮影)