今月の地理写真

Cuencaの街並み

Cuencaの街並み

SpainのCastilla La Mancha地方にあるCuenca(クエンカ)は、マドリッドとバレンシアの中間に位置する人口約4万人の小さな街。フーカル川とウエカル川の合流点付近には堆積岩を侵食してできた断崖が続き、その上に旧市街が立ち並んでいる。この旧市街の道路は狭く入り組み、写真の左端にある「宙吊りの家」のように急崖にはみ出すように建設された家も多く見られる。中世には要塞都市として敵の侵入を防いだこの街は、世界遺産に登録されている。遠景の近代的なマンション群は、広大な低地に発展しつつある新市街であり、様々な観点から対照的に読み取ることができる。

(  小松撮影)

撮影場所

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