今月の地理写真
渡良瀬川上流に位置する足尾銅山から流出した鉱毒の影響で、利根川や江戸川沿川にまで被害が拡大した.日本の公害の原点とも言われる所以である.明治44年から大正11年にかけて、汚染水を沈殿させ水質浄化のために遊水地化事業が行われた.現在は洪水対策の調整池、貯水池としての機能を前面に押し出し、国土交通省が管理している.
( 小松撮影)