今月の地理写真
ラオスの首都ビエンチャンにそびえたつ凱旋門。ラオス内線による戦没者の慰霊碑として建てられた。また共産主義革命勢力(ラオ語でパテート・ラオ)の勝利(ラオスからの外国軍の撤退)を祝った勝利の門でもある。1960年より建設が開始され、パリの凱旋門を参考にしてつくられている。内部の天井を見上げると、ラオス様式のさまざまなモチーフを見ることができる。
現在では、ビエンチャンの代表的な観光スポットでもある。凱旋門の上部まで登ることができ、ビエンチャンの街を一望することができる。内陸国であるラオスは、周辺の国々から一歩遅れて、現在急速に発展している最中である。ラオス訪問の際には、ぜひ凱旋門から、めざましく変わっていくビエンチャンの街並みを眺めていただきたい。
(2014/09 原 将也撮影)