地理学科では、1年次からフィールドワークの入門的科目として「地理基礎巡検」を設けています(日帰り)。

 ここでは、2022年10月に実施した「地理基礎巡検2-6」(担当:横山講師)の様子を紹介します。

 当巡検では、群馬県安中市横川駅に朝10時に集合し、秋晴れの気持ち良い空の下、横川駅から碓氷第三橋梁(通称:めがね橋)までを歩きました。参加人数は1年生11名でした。

 アプトの道は、横川駅から軽井沢駅までを結ぶ旧信越本線碓氷線(1997年廃線)の路線跡のうち、横川駅から旧熊ノ平駅までを遊歩道として観光資源化したものです。学生達は、横川駅からめがね橋として知られる碓氷第三橋梁までを新旧地形図を片手に歩き、急勾配で知られた碓氷線を肌で感じるとともに、旧丸山変電所や橋梁・トンネル等様々な鉄道遺産を観察しました。体力のある男子生徒はめがね橋からさらに熊ノ平駅までさらに歩きました。帰りはアプトの道の観光資源の一つである「トロッコ列車」に乗り、「峠の湯」から「碓氷峠鉄道文化むら」まで秋の風景を見ながらのんびり帰りました。鉄道文化むらでは、鉄道資料館を見学し、碓氷線の開発や先人の苦労について理解を深めました。

横山先生巡検1

写真1 旧丸山変電所

横山先生巡検2

写真2 トンネルに入る学生

横山先生巡検3

写真3 ゴールのめがね橋での集合写真