6月27日の授業では,仏教学部の戸田教敞先生に「立正大学の歴史を知る-時間と空間のスケール:大学史と石橋湛山先生-」というテーマで講義をしていただきました.

日蓮宗と本学のかかわりを歴史的見地からご説明いただき,建学の精神について解説していただきました.また第16代学長でいらした石橋湛山先生の教育に対する取り組みと考え,そして本学学生に残された言葉を当時の資料をもとに紹介していただきました.

ここに授業参加後のある学生のコメントを紹介します.
「立正大学の起点は「日蓮宗大学」である.しかし,「立正」という言葉は1260年に日蓮聖人が『立正安国論』を北条時頼に提案したときから存在していた.その話を聞いて,想像もできない長い歴史があり,衝撃を受けた.高校時代の担任から、立正大学は仏教系の大学で有名という話は聞いていたが,まさに仏教系大学のパイオニアであると考えた.また石橋湛山学長が大切にされていた「言行一致」は,現代でも非常に大切だと感じる.言動と行動が一致することは重要な評価につながり,信頼を得ることができる.私は「言行一致」を胸に刻み,これからの大学生活,そして将来を過ごしていこうと思った.」

学修の基礎I(地理3) C42D1635-20FF-4BF1-AA58-692B64576278

戸田先生による立正大学の歴史,および石橋湛山元学長に関する講義の様子