「学修の基礎I」は立正大学の全学部の1年生が履修する必修科目です.授業は原則として学科単位で行われ,大学で学ぶことの意義や,所属学科の専門科目と社会のかかわり,自身の将来像についてを考えていきます.

6月20日の授業は,本学の国際交流センターと日本語プログラムに参加している留学生にも協力してもらい,出身国に関するクイズを出してもらったり,また日本人学生からもぜひ訪れてほしい場所の提案など,グループワークを通じて交流を深めました.今回は,タイ,ベトナム,台湾,韓国,ウズベキスタンの留学生8名が参加してくれました.

最初は緊張気味だった日本人学生も,すぐに打ち解けて楽しい時間を過ごしました.ここである参加学生の授業後のコメントを紹介します.
「私のグループでは韓国から留学しているRさんを中心にグループで話し合い,韓国についての理解を深めました.韓国で人気の日本の観光地は?と問われ,私は東京だと推測しましたが,実は大阪だそうです.それは韓国と距離が近いことや,奈良や京都に近く観光の拠点になることが理由だそうで,地理学の観点からも興味深い話でした.私はこれまで異文化コミュニケーションは意思の疎通が難しいものと思い込み,忌避していました.しかし,Rさんの日本語の他に表情や身振りなどでコミュニケーションを図ろうとするしぐさを見て,言葉だけが会話ではないのだと気付かされました」

学習の基礎Ⅰ