本学科の山下清海教授が2016年に講談社から出版された『新・中華街 世界各地で〈華人社会〉は変貌する』が、11月18日に明治大学で行われた人文地理学会大会において、学会賞(一般図書部門)を受賞しました。
エスニック地理学が専門である山下教授は、1970年代から世界各地のチャイナタウン研究を進めています。山下教授は池袋駅北口の「池袋チャイナタウン」を命名したことでも有名です。
本書では、「池袋チャイナタウン」とはじめとした、1978年の改革開放政策以降に海外移住した中国人が形成した新しいチャイナタウンを「新・中華街」と呼び、その形成や現状を地域社会や中国人のネットワークといった点から説明しています。
ぜひ、みなさんも本書を手にとり、「池袋チャイナタウン」の景観や食を楽しんでみてはいかがでしょうか。