今月の地理写真

復興が進む被災地の漁村

復興が進む被災地の漁村

 2011年の東日本大震災における津波被害は、三陸沿岸に数多く点在する漁業集落に甚大な被害を与えた。

 写真は、宮城県牡鹿半島に位置する石巻市竹浜地区を洋上から撮影したものである。竹浜地区は、津波によりほとんどの家屋が半壊または全壊という被害にあった。多くの漁村と同じようにカキ処理場などの漁業関連施設など流され、漁港施設も地盤沈下した。その後、2013~2014年頃に漁港のかさ上げ工事やカキ処理場の再建が進み、2015年には造成された背後の高台に5棟の住宅が再建された。

 震災から6年が経過し、少しづつではあるが被災地は復旧の途を着実に歩んでいる。しかし、未だ仮設住宅での暮らしを送る被災者がいることも事実である。また、沈下地盤が上昇したことで、かさ上げした岸壁高が高くなりすぎてしまい漁業活動に影響が出ている地域もある。

 震災から時間が経過する一方で、今だから、これからだからこそ考えることのできる問題もあるだろう。

(2017/2 横山撮影)

撮影場所

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