今やコンピュータは鉛筆、製図道具、映像処理機器に代わる、現代人の必須アイテムの一つとなりました。また現代社会では、インターネットを通じて簡単に多くの情報を得ることができますが、その情報を充分に活用することは意外と難しいものです。私たちはコンピュータやインターネットをただ使うのではなく、素早く効率的に使いこなすテクニックを身に付けるべきでしょう。
コンビニやカフェなどの出店計画、災害の危険度を表現するハザードマップ、まちづくりに必要な都市計画図などを作成するためには、地形、土地利用や既存の建物配置などの空間(地図)情報を解析しなければなりません。そのために役に立つのがGIS(Geographical Information System :地理情報システム ) と、衛星画像を活用する RS (Remote Sencing :リモートセンシング ) です。GISとは地図と情報を組み合わせたコンピュータ上の地図であり、近年活躍の場が急速に拡がりつつあります。
1年で履修する「情報処理の基礎」ではワープロ、表計算、プレゼンテーションの基本操作を学びます。2年以降では「地理情報システム論および実習」「地理情報システムの応用および実習」「地図画像処理論および実習」などの授業でGISや RS の基礎を習得し、立体地形や統計地図などを作成します。これらを扱う会社も多数あり、多くの卒業生たちが活躍しています。